理学療法士が整形クリニックに転職するなら運動器の解剖学が大事

理学療法士向け

整形クリニックへ転職を考える理学療法士の方へ。整形クリニックに転職するとどんな知識が必要になるかご存知でしょうか。整形クリニックでは運動器の患者さんを多くみることになります。そのため、運動器の解剖学の知識を身につける必要があります。ここでは、総合病院から整形クリニックに転職した私の経験をもとに解説します

こんな人におすすめの記事です。

・理学療法士で転職を考えているが整形クリニックで勤務した経験がない人

・整形クリニックに転職してから必要になる知識を知りたい人

・運動器の解剖学が大事だと理解しているが、どのように学べばよいか知りたい人

1.運動器の解剖学が大事な理由

整形クリニックに転職すると運動器の解剖学の知識が重要になります。私は整形クリニックで勤務する前は総合病院で勤務していました。総合病院の整形と整形クリニックでは関わる患者さんが異なるため求められる知識も異なります。ここでは運動器の解剖学がなぜ大事なのか理由を解説していきます。

1ー1:運動器疾患の患者さんばかりなため

当然のことながら整形クリニックには運動器疾患の患者さんが多く来院されます。上肢では肩関節周囲炎、腱板断裂が下肢では変形性膝関節症や半月板損傷、体幹なら腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど運動器に問題をかかえる患者さんばかりです。患者さんの訴えとしては肩が上がらないとか歩くと膝が痛いとか前かがみを続けていると腰が痛いとか痛みや可動域制限で生活や仕事に支障が出る方が多いです。運動器疾患を見ていく上で解剖学の知識は必須です。解剖学は運動器だけでなく脳血管、呼吸器、循環器でも基礎となる学問であり、理学療法士にとって避けて通れません。特に運動器の解剖学は学生のときに勉強したような筋の起始停止や触診の指標となる骨突出部を覚えるなど基本となる知識の再確認と、関節構成体や神経の走行などさらに深い知識が必要となります。私の感覚では深い知識がなければ患者さんの症状を説明することができません。評価ができないため治療も適切に行えません。患者さんが訴える可動域制限や痛みの原因を特定することができなければ改善に繋げることができません。そのため運動器の解剖学の知識が重要になります。

1ー2:総合病院で必要な解剖学と異なる点がある

総合病院では関わる整形の患者さんは骨折後や手術後が多いです。整形クリニックでは入院よりも外来に力を入れて行なっている病院が多いため、骨折の手術後の患者さんよりも保存療法や慢性変性疾患の患者さんが多い印象です。手術の前にまずは保存療法で改善が得られるかどうかの選択がされ、理学療法士の腕の見せ所です。総合病院で関わる急性期の整形疾患ではまず早期離床、移動能力の獲得が求められます。日常生活動作が自立にならないことには自宅復帰が難しくなるためです。整形クリニックの外来にこられる患者さんは日常生活は自立しているけど仕事に支障があったり、スポーツ復帰を目指したりしています。目標としているポイントが自宅復帰以上のものなのでより深い局所の知識が必要になります。

例えば肩関節の拘縮を改善しようと思ったとき、腱板筋群がどのように関節包に付着しているかとか、烏口上腕靱帯に上からは棘上筋が下からは肩甲下筋が付着するとか細かいところが必要になります。膝関節であれが内側半月板の後方には半膜様筋が外側半月板の後方には膝窩筋が付着し前方では大腿四頭筋が膝蓋骨を介して左右の半月膝蓋靱帯が半月板に付着します。マニアックな局所の知識を知っていなければ患者さんの痛みや可動域障害に対応できません。場合によっては総合病院で求められる以上の知識が必要になります。

2.どのように解剖学を学ぶのか

運動器の解剖学は重要だと理解しているがどのように学んだらよいのか悩む方もいるでしょう。解剖学は難しく、退屈なイメージを持つ方もいるかもしれません。学生時代の私は解剖学が好きではありませんでした。しかし臨床に出てからその重要性を知りました。ここでは解剖学をどのように学べばよいのか私が行なっている方法を紹介します。

2ー1:解剖学書をひたすら読む

解剖学書を開いて読むのは理学療法士の日常で学生のころから行なっていることですがただ暗記するように学習しても臨床に結びつきません。国家試験に合格するための勉強ではなく患者さんに活かせる知識でないと意味がありません。用語を暗記するように学習するのではなくつながりをもって学習することが重要です。そこで解剖学書を読むのは基本になります。ただ本を読むだけのが学習の仕方は重要ですが退屈です。集中力が続かない場合もあります。そんな方には以下の方法もおすすめです。

2ー2:解剖学のアプリを使う

解剖学書では紙から学ぶため2次元で描かれたものを3次元でイメージしなおすことが必要です。しかし、なかなかイメージしづらいものです。そんなときに活用したいのが解剖学のアプリです。スマホやタブレットの普及で本当に便利な世の中になりました。私が学生のころにはまだありませんでした。今は手軽に解剖学を学ぶことができます。私が使用しているのはヒューマンアナトミーアトラス VISIBLE BODYというアプリです。有料アプリですが解剖学を3次元的に捉えることができて重宝しています。理学療法士の関係が深い骨、関節や筋のみでなく脳神経、消化器系と解剖学全般を学ぶことができます。解剖学書を読みながら知識を蓄えてアプリで3次元的に捉えるように勉強すると頭に入りやすく患者さんに応用しやすくなります。

 

2ー3:動画コンテンツの活用  リハノメPT

新型コロナの影響で勉強会も相次いで中止になりました。会場が使用できない、多くの人が集まることも避けないといけない。そんな状況の中でオンライン勉強会が盛んになっています。リハノメPTとはリハビリ系の講演会を主催する株式会社geneが運営するオンライン勉強会です。有名講師陣の講義を月定額で利用できます。動画は利用期間内であれば見放題です。1ヶ月見放題プランで月額3080円、6ヶ月見放題プランで月額2772円、12ヶ月見放題プランで2566円、24ヶ月見放題プランで2181円と長期利用するほどお得になります。gene主催の勉強会に参加したことがある方ならわかると思いますが費用が高額です。一つの勉強会で12000円ほどかかります。さらにそこに交通費もかかります。会場がであれば宿泊費も必要になります。それが自宅にいながらにして、しかも月定額で受けられればかなりお得です。見放題なのでわかりにくかったところは何度も見返すことができますし、自分の隙間時間を活用して勉強することが可能です。

カテゴリごとに講義の動画が分類されており、整形外科領域だけでなく中枢神経、呼吸器、心疾患、内科疾患など多くの分野に分かれていてその中で自分の興味のある分野の動画を選んで学ぶことができます。

まとめ

整形クリニックに転職を考える理学療法士には運動器の解剖学が重要であるというお話でした。解剖学を学ぶ重要性は理学療法士であればだれもが理解しているでしょう。そのなかで自分にあった解剖学の学習方法をみつけることが学びを継続する秘訣になります。私が実践している方法が参考になれば幸いです。整形クリニックに転職をお考えの方は転職サイトの利用もおすすめです。興味のある方は公式サイトをチェックしてみましょう。↓↓↓
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