理学療法士に転職は必要か?転職するか迷う方へ経験談から解説します

理学療法士向け

理学療法士は患者さんの基本的動作能力の向上を図るという目的はどこで働いても変わりませんが、働く環境によって携わることのできる患者さんは変わります。

総合病院のように多数の診療科のある病院であれば、脳血管、整形外科、呼吸器、循環器、がんなど多くの疾患の患者さんを経験することが可能です。また、急性期病院であれば発症直後、手術直後から関わります。人工呼吸器や心電図モニター、点滴、酸素などたくさんの管で管理された中で原疾患の治療を妨げずにできる限り廃用症候群を防ぐことが課題になります。

回復期病院であれば急性期病院で治療を終え、リハビリをしっかり行うために転院してきた患者さんに携わることができます。脳梗塞やクモ膜下出血などの脳血管疾患、大腿骨頸部骨折や腰椎圧迫骨折などの整形疾患の患者さんがリハビリを行うために入院する病院です。比較的総合病院ほどシビアなリスク管理は必要なくリハビリを積極的に行い動作回復を促し、社会復帰するための支援をしっかり行う段階です。ただし入院できる疾患が限定されていることと高齢者が多いという特徴があります。

整形外科クリニックであれば、基本的に外来リハビリがメインになります。外来では高齢者だけでなく働くサラリーマンや主婦、学生、少年野球の小学生、小児の骨折など若い世代の患者さんのリハビリも経験することができます。

入院施設を持つ有床クリニックであれば回復期病院のように大腿骨頸部骨折の手術後や腰椎圧迫骨折の患者さんに携わることができます。

このように病院という括りであっても、どんな病院で働くかによって関われる患者さんは変わります。関わる患者さんが変わるということは経験できることも変わるということです。一つの病院

で多様な経験や知識を積み重ねるには限界があります。

ここではどんな人が転職したほうがよい人、しない方がよい人に分けて解説します。また、転職活動する上で転職サイトの利用についておすすめします。

1.理学療法士で転職したほうがよい人、転職しないほうがよい人

私は150床ほどの一般病院から急性期の総合病院へ、それから整形クリニックへと2度の転職を経験しています。いずれの転職でも得られたものは大きかったと感じています。ここでは転職を考える人に向けて、転職をしてほうがよい人と転職をしないほうがよい人に分けて解説します。   

1ー1:転職した方がよい理学療法士とはどんな人?

⑴ 給料が安い、勤務時間が長いと不満のある人

給料と勤務時間はどんな仕事でも働く上で重要な要素です。だれでも給料が高くて休みの多い仕事を選びたいと思うでしょう。理学療法士の場合はそこにやりがいも加わります。自分のやりたい分野で仕事できていて、やりがいを感じていたとしても給料が安く、勤務時間も長いのであれば長く勤務し続けることは難しいでしょう。また、病院によっては勤務時間外の研修会や委員会、ボランティア活動もあります。私が以前勤務していた病院では月2~3回の勤務時間外の研修会があり、ほぼ強制参加でした。また、休日に地域貢献と称して病院周囲の掃除や草取りをしたりボランティア活動もありました。そして、その時間は自己研鑽や自由参加という名目なので残業代は発生しませんでした。今思い出すと参加しなければならないので業務とは見なされないのはおかしな話です。そんな悩みを抱えている方は転職を考えてみるのも一つの手です。

⑵ やりたいことがやれない、経験値を増やしてレベルを上げたい人

理学療法士は働く場所によって携わることのできる患者さんが変わります。それは病院という括りでも大学病院や市民病院などの急性期病院、急性期を終えてリハビリをさらに頑張るための回復期病院、機能回復よりも維持や療養目的に入院する療養型病院と発症からの時期や疾患の種類によって入院する場所が異なるためです。その全てを一つの職場で網羅するのは限界があります。

経験できないことはいくら本を読んで勉強しても身につきにくいものです。経験値を上げたい。専門性をもっと上げたいを思う方は転職はオススメです。

私は回復期病棟を持つ病院で勤務していた経験があります。回復期病棟に入院できる患者さんは疾患が限定されているため脳卒中や大腿骨頸部骨折の術後の患者さんの経験値を上げることはできます。同じような疾患の患者さんを経験しやすく急性期は終えているため経験年数の少ない理学療法士は入りやすいかもしれません。しかし、疾患が限定されているため呼吸器や循環器など内部障害の知識や経験を増やしたい場合は向いていません。

やりたいこと、経験値を上げたい分野が決まっているのであれば環境を変えるのが早道です。

1ー2:転職しない方がよい理学療法士とはどんな人?

⑴ 今の職場になんの悩みもない人

職場の人間関係に悩みがなく、給与にも休みにも一切不満がないという人には転職はオススメしません。そもそもそんな良い環境で働く方が転職しようとは考えないでしょう。また経験年数10年以上で役職もついている方であれば転職して給料が減る場合があります。転職先では前職の実績を考慮してくれるところもありますが、あくまで前職の実績であり転職先でもそれを活かせるかどうかは評価できません。そのため給料が減る可能性があります。求人によっては募集年齢は40歳までと年齢制限があるところもあるため、やりたいことがあったり、経験を上げたいという希望がある方は給料が下がってしまうとしても動くべきです。

⑵ 環境の変化に弱い人 

当然のことながら転職すると新たな場所で新たな人間関係を築いていく必要があります。転職サイトを利用してエージェントから給与や有給の取りやすさなどはだいたい把握できます。しかし

人間関係は転職してからでなければわかりません。どんな職場でも同様ですが、自分に合う人、合わない人は必ずいます。自分に合う人ばかりがいる職場を転職前から知ることはできません。また、先にもお話しましたが場所が変われば関わる患者さんも変わります。例えば回復期病院から整形クリニックへ転職した場合です。回復期病院では脳卒中や大腿骨頸部骨折の術後など高齢な患者さんが多く入院で時間をかけて関わることができます。整形クリニックでは外来リハビリが中心になるので回復期では出会えなかった疾患や若い患者さんと関わることになります。必ず前職よりも環境が変化するため、その変化に対応することが苦手な人はよく考えて転職することです。

2.転職を希望する理学療法士には転職サイトがおすすめ

仕事をしながら転職活動を自分で行なっていくのは大変です。自分で興味のある病院のホームページを見て求人があるか確認して担当者に連絡してとやらなければならないことが多いです。そこで転職サイトを賢く利用することをオススメします。私も2回目の転職では転職サイトを利用しました。ここでは転職サイトを利用するとよい理由を解説します。

2ー1:転職サイトを利用するとよい理由

⑴ 転職活動のプロがしっかりサポートしてくれるため

転職サイトに登録すると転職エージェントと呼ばれる担当者から連絡が来ます。電話やメールで希望の条件に合う求人を紹介してくれます。自分で転職活動をする場合は興味のある病院に直接アポを取って見学や面接の日を決めていきますが、転職サイトの場合は自分で動かなくても転職エージェントが代行して動いてくれます。見学や面接の日を決めるための連絡はもちろん、給料や休み

平均残業時間など聞きたいけど聞きづらい質問も代わってしてくれます。見学や面接のときにお金や休みのことばかり聞いたら良い印象を与えられず採用されないかもしれないと不安になりますよね。そんな不安も転職エージェント経由で聞いてもらえば安心です。

⑵ 履歴書の書き方や面接での注意点も教えてくれる

興味のある転職先が決まったら履歴書を作ります。履歴書なんてたまにしか書かないものだから何を書いていいかわからない場合もあります。たくさん書けばよいというものでもなく、面接で有利になるような内容を書かなければなりません。私が転職サイトを利用したときには履歴書を作成して添削してもらいました。添削前は仕事に直接関係のない趣味、特技も律儀に書いていましたがその辺りや面接のときに聞かれたら答える程度でよいと指導されました。添削してもらった履歴書は内容が簡潔にまとまっていました。

また、面接にも同席していただき質問の答えにつまるとフォローしてくれたり、補足を加えてアピールしてくれたり心強かったです。

まとめ

転職をしたほうがいい人、転職しないほうがいい人に分けてお話し、転職活動をするときには転職サイトの利用がおすすめだと解説しました。自分の力だけで理想の転職先を見つけるのは簡単ではありません。転職を考えている方は転職サイトを利用してみましょう。おすすめの転職サイトはこちらです。↓↓↓
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